日本刀の販売・歴史なら大東美術

大東美術は日本刀歴史を紹介すると共に通信販売もおこなっております。
刀の歴史



刀剣の部位にはそれぞれ名称があります。



刀の反りについての私見
 反りは日本刀の美を引き立てている重要な要素で有るが飛鳥時代や奈良
時代にはまだ直刀であり平安時代の初期〜中期に反りが生まれた、というのが刀剣界の定説になっています。
 しかし、正倉院の「武王大刀」「天平勝宝4年4月9日=東大寺大仏開眼年」(西暦752年)と銘の有る長さ64.1cm切刃造直刀や、やはり正倉院に同じ製作年期銘のある「破陣楽大刀」は僅かではあるがはっきりと反りが有るのが確認出来ます。 奈良後期〜平安初期とされる兵庫県の清水寺収蔵の66.4cmの直刀でも反りを確実に見てとれるのです。平安初期には中央では僅かに反りを持たせた太刀が一般に流通していたのではないかと推測されます。
 「天慶の乱」=平の将門の乱(天慶2年=西暦940年)の頃はもはや公家や武士のほとんどは反りのある太刀を佩いていたのではないでしょうか。



刀装具の唐草模様
 太刀金具や刀装具他に唐草模様を付けるのは、家の繁栄や寿命が、蔓草の様に延々と続くようにとの願望が込められているので、刀装具の他にも道具や布などあらゆる処にしきりに用いられた。