刀  「皇国王子尾嵜長門介正隆」花押
       裏年紀 「明治二年二月六十八才鍛之」
長 さ  70.3cm (約2尺3寸3分) 元  幅  32.0mm
反  り  1.1cm(約3分6厘) 元  重  8.2mm
目釘穴  2箇(内一個は忍び穴) 先  幅  25.0mm
時 代  天保~明治維新 先  重  6.2mm
外 装  白鞘入 読み方  こうこくおうじおざきながとのすけまさたか
登 録  登録 大阪府 価  格  送料・税込  500、000円
本名・尾崎源吾 尾崎長門守藤原助隆の孫 尾崎友三郎隆繁(文化文政)の子 大阪に生まれる 銘を[尾崎源吾右衛門正隆」 [天竜子正隆」「尾崎長門介正隆」とも切る 長門介を拝領後に京都に移住する 千種有功卿の鍛刀の相手役を務める

千種有功卿(ちぐさ ありこと きょう) 歌人 正三位 近衛権中将
はじめ一条忠良、次いで有栖川宮織仁親王、久世通理らに入門して和歌を師事、和歌のみならず書画も能筆であり、また公家ながら刀剣を愛好し、その収集に飽き足らず自ら刀を鍛え、2000年代でもその遺作は蒐集家に人気がある。

東京都新宿区須賀町にある須賀神社に肖像・大岡雲峰画、歌・千種有功筆の三十六歌仙図が社宝として伝わっており、新宿区指定有形文化財(絵画)に指定されている。 

この刀の特徴は反り浅く重ね厚く勤王刀の体配 「皇国王子」と名付けている処から800年振りに武士政権が終わりを告げ明治天皇の王政復古の影響を強く受けて鍛刀している様子が窺える 
小板目肌が細かく良く詰んだ精美な鍛えに細かな地沸つき、延寿の様な澄んだ鍛え地となっている。刃文は落ち着いた中直刃に小足よく入り、匂口締まりごころに小沸つき、地刃共に技量の充実完成した本刀工の特色をよく示した刀です。帽子は小丸に返る
   白鞘入                                           保存刀剣鑑定書付


















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