刀 銘 「濃州関住後藤兼光」 (表 玉追い剣巻龍 裏に梵字の刀身彫りを配す) |
長 さ | 66.2cm (約2尺1寸8分5厘) | 元 幅 | 31.0mm |
反 り | 1.5cm(約5分) | 元 重 | 8.5mm |
目釘穴 | 1箇 | 先 幅 | 19.2mm |
時 代 | 昭和初期 | 先 重 | 5.0mm |
外 装 | 拵付 白鞘入 |
読み方 | ごとうかねみつ |
登 録 | 登録 東京都 | 価 格 | 送料・税込 300、000円 |
「関兼光」は、元は大和の刀工で手掻派の「包永」三男が「包光」となり、美濃に移住後「兼光」を名乗った。応永の頃である。以降、室町全期と通して兼光刀工は名前を繋ぎ、江戸期にも寛文(1660年代)まで続いた。 作刀例が無く、明治初期に山田金二郎が「兼光銘」を復活させた。 この作者の後藤兼光は、本名が後藤松蔵 明治20年7月20日生まれ、昭和32年3月18日没で陸軍受命刀工です。 昭和初期の新作刀展にて「上位の刀工」と評価され、関脇格の大技物と評価されています。 この作品は、本鍛え、小板目が均一に鍛えられています。刃紋は不規則な乱れ刃に尖り刃を交え特徴を持たせています。 拵えは柄巻に鹿皮を巻き、鍔は「古萩」の古い鍔を利用。鞘は金粉まぶしの青貝散らし。派手さはありませんが地味に上品な味を出しています。この刀用に制作されてぴったりと合っています。全体に良好な保存状態です。 |
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